未だにこういうことをやっているところは、 さすがにもう、ほとんど無いかもしれ...
未だにこういうことをやっているところは、
さすがにもう、ほとんど無いかもしれませんが、
「将来必ず値上がりするので、そのときには買い戻すから
とにかく今このジュエリーを買って下さい。」
というような売り方をするケースがあります。
製品になったジュエリーが値上がりするようなことはまずありません。
投資の対象にするなら、せめて純金や純プラチナのインゴットでしょう。
それにしたって事前に良く勉強し、
損をする可能性も理解した上で行動を起こす必要があります。
業者の方からやってきて、「儲かるから買って下さい。」
の論調のものに、信用出来るものなどほとんどありません。
ジュエリーは絶対に投資目的で買わないで下さい。
大切な人へのプレゼント。
自分へのごほうび。
というような時にこそジュエリーを買って欲しいと思います。
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投稿者 K-WIND : 2005年10月15日 18:44 [ 管理人編集 ]
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コメント
ただ、法外な値段はともかくとして、本当にお買い得なものの場合は、それより高値で売れていくケースもありますね・・。
この長いデフレの後に、もしも好景気が来たと・・そこまでのスパンで仮定するならジュエリーの価値ってのの上下に変動はおこりえると思います。ただし、ココ山岡などに代表されるああいった商法については論外ですね。
投稿者 サファイヤ王子 : 2005年11月04日 19:30
コメントありがとうございます。
サファイヤ王子様の仰るように
ジュエリーの価値に上下の変動は起こり得るかもしれませんが
実際に利益が出るように購入し、売却をする為には
かなりの知識が必要であるかと思います。
私としては、ジュエリーをそういった目で見つめるのではなく
自分を飾る満足感であったり、
大切な人への贈り物であったり、
というようなところで価値を感じて頂きたいな…
と、いったような願いも込めてこの記事を書きました。
少し脱線しますが、リフォームで古い製品をつぶすのも
私は複雑に感じることがあります。
自分のつくったものもいずれはこういう運命をたどるのだろうかと…。
投稿者 K-WIND : 2005年11月04日 20:32
毎度!こんにちは。
あ、すいません、私も業界人なので、業界人向けの話にどうしてもなっちゃいます・・。
世界には国の情勢が極めて不安定で、例えば自国の通貨価値さえ信用できないような国があります。その国の人たちにすれば、自国の通貨<宝石、貴金属<ドルを初めとする外貨といった価値観(宝石=外貨獲得の手段)。といった、身につまされるようなケースは外して考えたとして、
>私としては、ジュエリーをそういった目で見つめるのではな
>く
これは同感です。
これは宝石業界の根付いた体質にも一因があると思います。一つ一つの作品の意味などがズッポリ抜け、「どれくらい売れるか?いくら儲かるのか?デパートでいくらなのが、いくらで販売できるのか?」だけですから、宝飾は文化として根付かず、単なる「損得勘定」でもって売買されていくのが、主流になってしまいました。
で、近年、インターネットなどからの情報が豊富になり、
今度は宝石屋さんの推定9割以上が、薄利(少)売型になってきているようです。損得勘定をあおる商売は、物の値が上がっている次代には通用しますが、そうでない時代だと、逆に信用を失います。こうなった今でもまだ損得勘定に訴えかける商法のみにすがるしか思考が無いプロも多いようです。業界人同士での首の絞めあい、零細企業同士の足の引っ張り合いは、理想の競争とはかけ離れていっています。
それから、よく日本の悪質な宝石商がマスコミに取りだ足されます。しかし、あれは全体からしたら極めて少ない事例です。一つの特殊な悪例を取り上げて、鬼の首でもとったかのように騒いでいて、業界全体の信用を現実以上に下げあっている事の方が問題だと私は思います。
しかし、彼らを擁護する気は全くありませんが、世に当たり前のように定着しているタイプの物の原価を全部調べてみると、宝石と似たような・・あるいは「ぼろもうけ」な物もかなり存在します。
日本で生活する為だけでもお金はかかります。経費もかかります。おそらく原価数円のものが100円ショップで売れていたとしても、あるいは、一杯あたり数十円のコストの飲み物が380円で売られていても、それは買う側も納得済みなはずです。これは程度の問題で、それらが数十万とかなると、社会問題になるのでしょうけれど・・。
宝石に関して本音を言うならば、日本の熟練した技能を持つ職人が丁寧に仕上げたリング・・そのリングをその商売下手な職人が適正だと思う値をつけたとする・・。そんなこんなを想像すると、クリスマスなどになると列をなす某有名ブランドの値・・。あれこそ物によっては法外なのもあるかもしれません。しかし、一般消費者の多くははそれをも承知で列に入っているわけです。それだけの価値を得たロゴでもあるのでしょうけど。
いずれにせよ、しこたま儲けている企業に、より人は集まってきて、儲かっているから、どんどん前に進んでいけているというケースと、損得勘定に縛られて、自らの首をしめているケース・・。その井戸の中でもがきあっている企業・・のの両極を垣間見るわけです。
ご承知のとおり、そんなこんなが市場から出されている答えであり、それは(特殊な悪徳商法は別として)消費者のニーズだといえますから、業界人はその現実を受け止めて、海の向こうからやってきた彼らと勝負する気を持つ企業がどんどん出てこなければ、いつまでたっても現状は変わらないと思います。
投稿者 Anonymous : 2005年11月05日 08:39
非常に内容の濃いコメントを頂き、ありがとうございます。
そのうち書こうかと思っていたような内容にも
踏み込んでおられるので、ちょっとびっくりしてしまいました。
大変参考になります。
ここのコメント欄で対話式に全て書いてしまうのはもったいないので、
私の方ではまた今後の記事で近い内容に触れるということでどうかお許し下さい。
どこの業界だって、ある程度の問題は抱えているでしょうし
またその一方で改善の努力もしていることと思います。
ジュエリーの業界に愛想を尽かさず、腐らず
これからも頑張って行きたいと思います。
(短いレスポンスコメントで申し訳ございません。)
投稿者 K-WIND : 2005年11月05日 14:02