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ホワイトゴールドのひみつ

最近良く見かける素材、ホワイトゴールド。

もちろん利点も多い素材ではあるのですが、
正しい認知は得られていないように思います。

ホワイトゴールドはプラチナと同じ色で、
プラチナより安い　と思っていらっしゃいませんでしょうか？

一応この認識は当たっています。

でも、もう少し詳しく説明させて頂きますと、
実はこのホワイトゴールド。そのままの色だと
ちょっと茶色っぽい感じなんです。

そこで、最終仕上げとして表面には　ロジウム
という金属で　めっき　を施します。

めっきである以上、使用とともに少しずつはがれて行きます。

そうすると、そのうち変色してきたように見えてきてしまいます。
（めっきのかけなおしで美しい状態へ戻すことは可能です。）

このように書くと、さも　ロジウム　が
悪い金属であるかのように感じられてしまうかもしれませんが
決してそうではありません。

ロジウムはそもそもプラチナの仲間（プラチナ属）の貴金属であり、
プラチナ製品の多くにも、表面処理として
ロジウムめっきは施されています。

プラチナに対してロジウムめっきを施す理由については
また別の機会に書きたいと思います。

最近は色味のバリエーションを増やす目的で
あえてロジウムめっきをせずに
ホワイトゴールドそのままの地肌で
製品化しているジュエリーも見受けられます。

選択肢が増えるのは良いことですが、
きちんとした解説を伴って欲しいと思います。

しかし、実際の販売現場でお客様へ
こういった解説をするのって難しいことなんでしょうか…。

確かにいちいちこういう説明をするのは
夢を壊してしまうような気もちょっぴりしますが、
ホワイトゴールドのロジウムめっきがはがれてきたさまを
何の知識も無く見たときの方が
よっぽど夢が壊れるのではないかと危惧する次第です。

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投稿者 K-WIND : 2005年11月01日 13:03 [ 管理人編集 ]

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コメント

K-Windさんの作品、楽しく拝見させていただいています。
特にオーダーメードの作品、すてきでどれも欲しくなってしまいます。
ホワイトゴールドにロジウム加工とは知りませんでした。
シルバーでロジウム加工されているものがあるのは知っていましたが。
そもそもホワイトゴールドって、白金？って紛らわしいですよね。

投稿者 nekomachi : 2005年11月03日 03:31

nekomachi様
コメントありがとうございます。
今後も最低月に1つは新作を掲載して行きたいと思います。

ホワイトゴールドをそのまま訳すと　白金　になりますが、
通常日本語で　白金　と言えば　プラチナ　のことを指します。

確かに大変紛らわしいと思います。

昔は白金カイロ　なんてものもありましたが
これはホワイトゴールドのことではないはずです。

ロジウムめっきをしないホワイトゴールドも
実は結構魅力的な色ですので、きちんとした解説さえあれば
とても良い素材だと思います。

ロジウムめっきが安物のシルバーにも
よく使われていることがあるために
安っぽいイメージがつくのを嫌っているのかもしれませんが
ロジウム自体は結構高くて貴重な金属ですし、
金やプラチナのように相場で価格も上下します。

投稿者 K-WIND : 2005年11月03日 13:14

あまり関係ないですが、白金カイロは今でもちゃんと販売されています。

使い捨てより便利なところも多いので
寒がりな人は要チェック！！

検索サイトで　白金カイロ　と打ち込めば色々出てきます。

投稿者 K-WIND : 2005年11月03日 13:22